在日女权伙伴:答网友问暨回应明治大学国际劳动研究所的回复
中文原文:
4月19日我们收到明治大学国际劳动研究所的官方回复,并投稿到了sns平台上。随后我们收到了很多网友的反馈和评论,其中也包括一些疑问和不解。非常感谢各位一直以来的关注,也很感谢明治大学国际劳动研究所对质询信做出正式回复。这些反馈与回复作为公共讨论的一环都意义非凡。
在此我们选出被多位网友提及的几个问题集中回复,同时也作为对明治大学国际劳动研究所官方回复的回应,同步电邮发送给研究所方。
提问①:滕彪到底出没出席明治大学的国际研讨会?
答:是的,滕彪出席了研讨会。质询信于日本时间2024年3月13日发送,在14日前后收到3位与会嘉宾的回复,但滕彪仍于16日正常出席并做了演讲。研讨会当天会场外有女生散发关于#MeToo的海报并举牌抗议。详见在日中国女权连带会的matters主页和女权学论网页。
matters:
https://matters.town/@chinesefeminist
提问②:没有看懂明治大学国际劳动研究所这封回复,感觉好像说了什么,但其实什么也没说?你们是如何理解的?
答:首先,这封回复表明研究所方面开始正视性暴力议题,回复中也提到先后召开过两次全体会议进行探讨,显示了对此议题的重视程度。回复也没有采取为滕彪辩护的立场。对此,我们的理解是:能够在会后继续思考这个问题并展开讨论,给我们发出态度积极的回复,这一行为本身具有意义,因为正视问题是推动变化的第一步。
同时我们也想对明治大学国际劳动研究所提出一个请求:请将此封回复转发给包括滕彪在内的所有与会嘉宾,因为对我们的官方回复,不仅之于公众探讨有意义,之于各位嘉宾也有直接的意义。张伦教授在此前给我们的回信中就曾说过:”作为参加者尊重组织者的安排“,我们相信这个主办方的这个回复对于他们是很好的后续信息。
虽然研究所两次全体会议讨论的具体内容和结果我们不得而知,但我们愿意相信:在这一过程中,研究所针对滕彪被指控涉嫌性暴力一事进行了讨论,对性暴力议题的相关知识也进行了学习。不管最终对外呈现的结果如何,在这过程中积累的经验对研究所来说也十分珍贵,因为性暴力不是发生在少数人身上的罕见事,而是会发生在任何时间、任何地点、任何人身上的普遍问题。令和4年的《男女共同参画白書》显示:每14名女性中就有一名遭受过性暴力,今后如果研究所方面临类似问题,相信会汲取本次经验,做出及时、更好的应对。
但也确实如网友所说,此封回复为高度概括的官方语言,没有对我们的问题有任何实质性说明。
其一,对质询信中提出的四点疑问没有做出任何直接/间接的回应,也没有提及我们和公众都最为关心的滕彪被指控涉嫌性暴力的事实。其二,回复中称“学校有咨询窗口和指南,因此今后会继续营造安全的环境”,众所周知性暴力问题事前预防要远远大于事后应对,今后如何使用学校的窗口和指南进行预防?是否有努力的方向和计划采取的具体措施?研究所方没有进行任何说明。这些笼统又概括的措辞很容易导致公众产生进一步不解与疑虑。
提问③:为何关注性暴力事件?又为何要向明治大学发起质询?
除了之前在公开信里提及的原因以外,我们也想说:性暴力事件背后往往隐藏的是环环相扣的结构性暴力和不公。如果大家都觉得事不关己,不去问责组织和机构,不去打破这种结构性暴力,改变系统性不公,那么我们将永远一次又一次面临这样的事件,在愤怒中越发绝望。
以日本杰尼斯性加害事件为例,杰尼斯喜多川的性加害问题在1960年代就曾被提起过诉讼,此后在不同年代都有不同受害者进行指控,年纪最大的受害者已年过七旬。即使2003年东京地方裁判所对杰尼斯的性加害事实做出认定后,该问题依旧得不到正视:杰尼斯事务所没有作为,事务所合作方也认为于己无关继续保持合作,电视台等主流媒体集体沉默,公众也常常认为这只是娱乐圈的八卦而已。受害者的声音一直无人倾听,甚至被质疑沽名钓誉,做出指控只是为了金钱。社会性的冷漠和不负责导致二次伤害愈演愈烈,受害者愈发孤立。这一切都指向了巨大的结构性暴力。
滕彪事件亦是如此。在2016年事发后心语就曾向会议的组织者提出过,但不仅未被理会反被批“捅娄子”。据说不止一位女性向有关组织机构做出过投诉,然而除了人道中国以外尚未见任何机构做出表态。这些女性的投诉是否被倾听?相关组织和机构是否对投诉进行了核查?我们知道,有几家机构的理事会成员中目前已经不再包括滕彪,但这是否和性骚扰/性暴力投诉相关?另一些机构在依旧保留滕彪任职/头衔的同时,是否思考过自己的角色?像明治大学国际劳动研究所这样的机构在邀请滕彪时,为何没能正视其受到的MeToo指控特别是不诚信的“道歉”操作?心语在2024年3月8号sns平台上称向研究所负责人发出邮件,亦未见回复,而网络平台则有大量攻击中伤,甚至拿“受害者是间谍”这个说法来转移性暴力的焦点。这其中的每一环都印证着性别暴力的结构性,透露出性别暴力的根深蒂固,让已经说出来和尚未说出来的受害者感受到现实的严酷。也让我们看到:哪怕是只有一环率先打破既有结构,真诚地倾听、严肃地回应,造成的伤害也不至于愈演愈深。
提问④:在后MeToo时代,我们应该怎样做?
作为组织和机构,要认识到性暴力是普遍问题,任何人都可能成为加害者和受害者。要加深对性暴力问题的理解,制定具体对策做好事前预防。当发生性暴力问题时,积极承担责任,不做旁观者,不把责任推卸给当事双方,努力倾听受害者的申诉,面对、理解和回应受害者,并尽力对事实进行核查及早表明立场。不要轻易做出这些表达:“我们没有能力进行调查和判断”,“我们要做无罪推定”,“我们要等待司法结果后再做出判断和行动”,这样其实是在推脱,只会加重对受害者的伤害,无法实现社会正义。
作为个体,除了倾听支持受害者以外,我们认为对抗结构性暴力最好的办法之一是发起和参与维权行动和社会运动。结构性问题不能只靠个人申诉。正如公司雇员权益受损时需要求助劳工组织一样,以组织对抗组织才能打破结构性问题。
这里说的组织不仅仅是传统意义上的公益团体和机构,基于对于某个议题的关心而结识的网友也可以是组织,sns的平台的群组行动也有不可估量的威力。
这里提到的社会运动也不仅仅是游行、示威、罢工等街头运动,而包括生活中诸多方面的积极参与。例如:保持MeToo事件的关注,倾听受害者的声音,在群组里跟三两好友进行讨论,参加一些线上线下讲座和讨论会,以及组织线上联署活动等等。在个人生活中也可以进行“宁静的社会运动”,我们真诚地期盼在未来社运的道路上有你相伴。
如果对于以上几个问题想参与探讨,或者见过哪些应对性暴力事件的典型案例(正面或是反面均可),欢迎联系我们,我们长期接受投稿,投稿邮箱:[email protected]或通过ins/X私信进行投稿。
后MeToo时代,对于性暴力事件的应对没有统一路径和标准答案,每一次讨论都同时也是行动,都意义重大,你的声音很重要!
日语翻译:
在日フェミニストたちから、関心を寄せていただいた皆様への回答および明治大学国際労働研究所からの公式回答への返事ーー明治大学での滕彪氏の講演について
2024年4月19日、私たちは明治大学国際労働研究所から正式な回答を受け取り、その内容をSNSに投稿しました。 その後、この問題に関心を寄せる多くの方々からフィードバックやコメント、質問をいただきました。これまでの皆様の関心に心から感謝するとともに、質問状に正式的に回答してくださった明治大学国際労働研究所にも感謝をお伝えします。これらのフィードバックや回答などは、公共的な議論の一環として非常に意義のあることだと私たちは考えております。
今回、寄せられてきた多くの質問の中からいくつかを選び、回答させていただきます。また、本回答は同時に国際労働研究所へも返信としてメールで送付します。
質問①:結局のところ滕彪は明治大学の国際シンポジウムに出席したのでしょうか?
回答:はい、出席しました。公開質問状は2024年3月13日に研究所に送られ、翌14日の前後に3名の招聘ゲストの方から回答を受け取りました。それにもかかわらず、滕彪は予定通りに3月16日に出席し、講演を行いました。当日、会場外では#MeTooに関するポスターを配布した方やプラカードを持って抗議した方もいました。詳細は「在日フェミニスト連帯会」のMattersのホームページおよび「女権学論」のホームページをご覧ください。
matters:
https://matters.town/@chinesefeminist
質問②: 明治大学国際労働研究所の回答はよく理解できません。何かを言っているようで、実は何も言っていない感じがします。あなたたちは署名活動の呼びかけ人として、どのように理解していますか?
回答: まず、研究所の正式な回答には、2回の全体会議で検討し、性暴力の議題を検討したことが記されており、この問題を重視していることは示されています。また、回答にも滕氏を弁護する立場は見られませんでした。私たちは、国際労働研究所がシンポジウム後にもこの問題についての検討、議論を続けたこと、その内容も前向きなものであると考えており、これらの一連の対応は意義があると考えています。問題を直視することは変化を推進する第一歩だからです。
あわせて、明治大学国際労働研究所には一つお願いがあります。貴研究所の回答を、滕氏が含まれているすべてのゲストに転送していただきたいのです。この回答は、公共の議論にとっての意義だけでなく、招聘されたゲストにとっても直接的な意味があります。張倫教授から頂いた返信には、「参加者としては主催者の決定を尊重する」と述べているので、主催者からの公式回答は招聘ゲストたちにとっても有益な情報になると考えています。
研究所が2回の全体会議を通して議論した具体的な内容と結果は、私たちには分かりません。しかし、このプロセスでは、滕彪の性的暴行の容疑について議論し、性暴力に関する知識を学んだと信じています。最終的に外部にどのような結果を示すのであれ、蓄積された経験は研究所にとって非常に貴重だと考えています。性暴力は少数の人々のみに発生した稀有な問題ではなく、いつでも、どこでも、誰にでも起こり得る一般的な問題です。令和4年の『男女共同参画白書』によれば、女性の14人に1人が性暴力を経験しています。将来、研究所が同様の問題に直面した場合に、今回の経験を活かし、より迅速で適切な対応ができることを希望しております。
しかし、この問題に関心を寄せいていただいた方たちの指摘のように、ご回答は「お役所言葉」を用い、極めて概括的な内容にとどまっており、私たちの質問に対する実質的な説明はなかったと感じています。
第一に、質問状で提起した4点の疑問に対し、直接的にも間接的にも回答しておらず、人々が最も関心を持っている滕彪の性暴力への告発についても触れていません。第二に、回答では「本学においても性被害を含むハラスメント全般に対する相談窓口やガイドラインなどがあることから、今後とも安全な環境づくりのために努力したいと思います」と記述しています。しかし、性暴力問題においては事前の予防が事後の対応よりもはるかに重要です。今後、学校の窓口やガイドラインをどのように活用して予防されるのか、具体的な努力の方向や取るべき対策については、何の説明もありません。このような曖昧で概括な表現は、この問題に関心を持つ人々に混乱や疑問を生じさせるかもしれないと考えます。
質問③:あなたたちは、なぜ性暴力事件に注目するのですか?また、なぜ明治大学国際労働研究所に公開質問状を送ったのですか?
回答: 以前の公開質問状で述べた理由以外にも、私たちは以下のように考えています。
性暴力事件の裏には、一連の構造的な暴力と不平等が密接につながっています。本件について、自分には関係なく、無視しようと考えたり、組織や機関の責任を追及せず、構造的な暴力を放置し、体系的な不平等を変革しない限り、同じような事件は永遠に繰り返されます。そして、わたしたちは怒りの中でますます絶望的になってしまうでしょう。
日本のジャニーズの性暴力事件を例にすると、ジャニー喜多川氏による性暴力問題ついては1960年代にも訴訟が提起されたことがあります。それ以降も異なる年代で複数の被害者が告発を行い、最高齢の被害者は70歳を超えています。2003年に東京地方裁判所がジャニーズの性暴力の事実を認定しましたが、この問題は依然として真剣に受け止められていません。ジャニーズ事務所は何の対応もせず、事務所の協力会社も自分と関係ないと考え、協力関係を続け、テレビ局やその他の主流メディアは沈黙を守り、一般公衆は「芸能界のゴシップ話に過ぎない」と考えがちです。被害者の声は無視されるか、逆に「売名行為」や「金目当て」だと誹謗中傷されました。社会的な無関心と無責任さが二次被害を深刻化させ、被害者はさらに孤立しました。これらは巨大な構造的暴力を示しています。
滕彪の問題も同様です。2016年の事件の発生後、心語さんは会議の主催者に問題を提起しましたが、取り上げられるどころか「面倒を引き起こした」と非難されました。複数の女性が組織・機関に告発したそうですが、「人道中国」が立場を表明したほかには、立場を表明した組織・機関は見られません。これらの女性の告発は真剣に受け止められたのでしょうか?関係する組織・機関は告発に対して、調査は行われたのでしょうか?いくつかの組織・機関の理事会が構成メンバーから滕彪を除外したことは知っていますが、それは性暴力/セクシャルハラスメントの告発と関係があるのでしょうか?その一方で、滕彪の役職や肩書きをそのままにしている機関もあります。これらの組織・機関は自ら立場を考えたことがあるのでしょうか?明治大学国際労働研究所のような組織が滕彪を招待した際、なぜ彼に対するMeTooの告発、特に彼のネットでの「謝罪」が不誠実だと指摘されていたことを検討しなかったのでしょうか。心語さんは2024年3月8日にSNSで研究所の責任者にメールを送ったと投稿しましたが、その後も返信はないようです。それどころか、ネット上では彼女に対する攻撃や中傷が行われ、さらに「被害者はスパイだ」という誹謗が性暴力の焦点をそらしています。これらの一連の出来事は、性暴力の構造性を裏付け、ジェンダーに基づく暴力の根深い問題を示し、すでに告発した被害者および未だ告発していない被害者に、現実の厳しさをより一層感じさせています。たとえその一連のできごとのどれか一つでも、その既存の構造を打ち破り、誠実に被害者に耳を傾け、真剣に対応することができれば、すでに負っている傷の痛みはそれ以上深まることはないのではないでしょうか。
質問④:ポストMeToo時代に、私たちはどのように行動すべきでしょうか?
回答: 組織や機関として、性暴力は一般的な問題であり、誰もが加害者や被害者になり得ることを認識することが必要です。性暴力の構造性に対する理解を深め、具体的な対策を立て、事前の予防に努めるべきだと思います。当事者双方に責任を丸投げしないように、被害者の訴えに真摯に耳を傾け、被害者の立場に立って理解し対応すべきです。そして事実の調査に全力を尽くし、できるだけ早く立場を明らかにすることが重要です。簡単に「調査や判断を行う能力がない」「無罪推定の立場に立つ」「司法の結果を待ってから判断や行動する」などと表明することは、実際には責任逃れであり、被害者をさらに傷つけることにしかならず、社会正義を実現することはできません。
個人として、被害者の声に耳を傾ける以外に、構造的暴力に対抗する一つのよい方法は、被害者の権利を擁護する活動や社会運動に参加し、組織することだと考えています。構造的な問題は個人の訴えだけでは解決できません。企業の従業員が権利を侵害されたときに労働組合に頼る必要があるように、組織に対しては組織的に立ち向かわなければ、構造的な問題は打破できません。
ここで言う組織には、既存の公益団体や機関だけでなく、特定の問題に対する関心を持っているネットコミュニティ・グループも含まれます。SNSのグループでの行動や活動も大いに影響力を持つかもしれません。
また、ここで言う社会運動には、デモ、抗議行動、ストライキなどの行動だけでなく、生活の様々な場面での積極的な関与も含まれています。例えば、MeToo事件に持続的に注目し、被害者の声に耳を傾け、グループ内で友人たちと議論し、オンラインやオフラインでの講座や討論会、オンラインでの連署活動などの行動も含まれています。個人の生活の中でも「静かな社会運動」を行うことができます。今後の社会運動においても皆さんと一緒に歩んでいけることを心から期待しています。
上記の4点の質問についての議論に参加したい方、また性暴力事件に対する典型的な対応例(良い例でも悪い例でも)について提起したい方は、ぜひ私たちにご連絡ください。性暴力の議題の投稿は随時受け付けています。メールアドレス:[email protected] またはInstagram/XでDMでも投稿を受け付けいます。
ポストMeToo時代における性暴力事件への対策と対応には、一律のアプローチや標準化された解決方法などはありません。議論そのものが行動であり、非常に意義があります。あなたの声がとても大切なのです!
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